桜庭大世選手の試合、対ルイス・グスタボ戦を見ました。
デビュー戦から少し時間が経っての大一番で、「ここどうなるんだろう」と、正直ちょっと構えて見始めたんですけど、試合が進むにつれて、その構えが崩れていく感じがありました。
結果だけ見れば悔しい内容だったと思います。でも、あのグスタボ相手に打撃でしっかり向かっていく姿勢、あれはちょっと、想像以上でした。見ている側が一瞬ためらうような場面でも、ちゃんと前に出ていくんですよね。
グラップラーの印象が強い選手なのに、あえて打撃を選択していく場面が多くて、「あ、これって…」と考えていたら、やっぱりどこか桜庭和志さんの面影を重ねてしまいました。技術だけじゃなくて、戦い方の選び方というか、あの独特の間合いの詰め方とか。
実はあの試合、家で一人で見ていたんですけど、途中で思わず立ち上がってしまって。それくらい引き込まれていたんだと思います。
それと同時に、「ここで組みにいくのかな、それとも打撃を続けるのかな」と迷う瞬間が何度かあって。そのたびに選択がはっきりしていて、見ていて気持ちが揺さぶられるというか、ただの勝ち負けじゃない部分を感じました。
また試合後にSNSで「また強くなりたい」と投稿しているのを見て、少しほっとしましたね。ああいう試合のあとって、言葉が出てこなくてもおかしくないと思うんです。でも、ちゃんと前を向いているのが伝わってきて。
格闘技って、結果がすべてと言われがちですけど、試合内容や姿勢で記憶に残ることもあるじゃないですか。今回の桜庭大世選手の試合は、まさにそういう一戦だった気がします。
次の試合、きっとまた違う姿を見せてくれるんだろうなと、少し先のことなのに、もう考えてしまっています。
