武尊vsスーパーレック

年明け2024年の格闘技も面白いです。
 
まず1月末に武尊vsスーパーレックがありました。
 
もともとロッタンとの対戦が予定されていましたが、そのロッタンに勝ったスーパーレックということで相手に文句なしの状況でした。
 
管理人もPPVを購入して視聴。
 
見るこちら側も正直苦しい展開でしたが、しかし鬼気迫る武尊選手の闘いは、その存在感がストレートに伝わってきました。
 
とくに3Rのラッシュ!あれは凄かったですね。久々に武尊選手の猛攻が見れてとても嬉しかった。
 
結果は残念でしたけど、でもあの日は日本いや世界の格闘技ファンが武尊の闘いに感動した一日だったのではないかと思います。
 
ただ強いだけではない魅力。やっぱりヒーローなんですよね武尊選手は。
 
今後どんな道を選ぶのかはまだわかりませんが、管理人はずっと武尊選手を応援していきたいと思っています。

垣原賢人×佐々木健介

10.9のドーム大会前、長州が「この中(新日本)で、誰かポカするやつがいるぞ」とつぶやいたそうです。
  
そして試合後、健介が確か「ポカするやつが俺だったとは、、」とつぶやいてました。
 
 
一方垣原はこの対抗戦のUインターの中で高田に次ぐナンバー2という立ち位置。
 
高田という絶対的エースが君臨するUインターにおいて、垣原や田村は次世代のUインターを担う選手として注目を浴びていました。
 
したがって垣原としてもこの試合にかかるプレッシャーは相当なものだったのではなでしょうか。
 
 
そして垣原はその実力とともに、リング映えするプロとしての存在感や良い意味での派手さがあり、この試合を通して垣原のファンになった方もたくさんいたのではないかと思われます。
 
 
試合を振り返り、健介が「最初に対峙したとき、垣原の唇が震えていた」と、真偽は明らかでありませんが捨て台詞をつぶやいていました。
 
ただパワーで勝る健介をUスタイル独自の回転体で対抗した垣原が、やはり一枚上手だったのかなと思いますね。

グレイトと田村潔司とUWF

UWFと一口に言っても、それぞれの団体、それぞれの選手によってさまざまな違いがあります。

団体という切り口で言えば、前田リングスにおけるリングススタイル、藤原組によるプロフェッショナルレスリング、そしてUインターにおける回転体。
 
 
そして興味深いのが、選手たちもそのカラーのUWFスタイルとなるという点。
 
 
例えば船木選手のUスタイルは、新生UWFから藤原組を辿ったスタイルです。その証拠にインターのようにクルクル回転体になることはあまりないですし、どちらかといえば武骨なイメージですね。
 
また前田選手のリングススタイルも非常に独特です。いわゆるプロレス的な技をどんどん削ぎ落していき、格闘技傾向が一番強いUWFスタイルがリングスだと思います。
 
 
では今回グレイトに参加する田村潔司選手のUWFはどんなスタイルかといえば、これはもうUインターのスタイルですね。回転体と称される、スピィーディーな動きが特徴的です。

ちなみにグレイトのUルールが原点方式なのもUインターの試合形式です。
 
 
また田村選手は2000年代プライドにも参戦。
 
予約ブログでも掲載されていましたが、プライドには多数のUWF戦士たちが参戦しました。

こういった経験を経て、田村選手のUWFスタイルはどのように進化したのか、この点も興味深いです。

K-1福岡大会、武尊欠場!?

11月のK-1福岡大会。
 
メインでは武尊×レオナ・ペタスのタイトルマッチが予定されていました。
 
 
10月9日の午後、何気なくツイッターを見ていたら、武尊欠場のニュースが(汗)
 
 
拳を骨折したとのことですが、これではベストパフォーマンスで試合ができないということで、武尊選手が自身で欠場決断したとのこと。
 
 
ひと試合ひと試合を、非常に大切に闘っている印象の武尊選手。
 
しかし左手が骨折したままでは、武尊選手自身、そしてファンも、いつものベストパフォーマンスが伝わらない試合になってしまう可能性があります。
 
今回は残念ですが、また次回、武尊選手の復活に期待したいところです。

田村潔司×高阪剛(1998年6月、東京ベイNKホール)

今でこそMMAといえばOFGを付けた試合が定番です。しかしひと昔前、競技化への試行錯誤の時代は、いわゆるUWF系による模索がおこなわれてきました。
 
今のMMAと異なる点は、
 
・OFGをつけない
・原則パウンドはなし
・レガース、膝パット着用
・ロープエスケープ、ダウンは5回まで
 
といったところですね。
 
 
で、とくにリングスの場合は、KOK以前は寝技における打撃は全面的に禁止されていました。
 
そしてこういう場合どのような試合展開になるのかというと、とにかく絶え間なく動き続けるプロセスが展開されていきます。
 
いわゆる回転体と称されるムーブですね。
 
寝技での打撃がないので、パウンドを恐れることなく、さらにマウントを取られてもそれは決してピンチにならず、そのため、果敢にアタックを仕掛けることができます。しかもロープエスケープありですので、さらにリスクが減ります。
 
 
そしてその顕著な試合が、90年代後半の田村×高阪の試合ですね。Uやリングススタイルの真骨頂というか、技の応酬と両者のスキル、30分間最初から終わりまでの展開が最高です。
 

 
今となっては総合でパウンドがある、グローブを付けるのは当たり前となっていますが、その過程で上記のような素晴らしい試合があることを忘れてはならないと思います。

橋本真也×中野龍雄

新日本とUインターの対抗戦。興行半ばに組まれた試合です。
 
この二人、おそらくUWFが新日本へ出戻りの期間に、対戦経験があるかもしれません。お互い若手時代ですね。
 
で、蹴りを主体とする橋本の試合スタイルは、多少Uスタイルと似てる部分もありますし、何というか体躯もお互いそっくりですよね。
 
 
ただ実際二人が向かい合えば明らかですが、身長体重共に橋本の方が上です。
 
そこらへんを考慮すると、やはり打撃は橋本の方が数段重かったはずです。
 
 
ところが中野という選手は、良い意味でふてぶてしく、どんなにデカい相手が来てもひるむということをしません。過去に前田日明しかりスーパーベイダーしかり。
 
逆に中野のようなタイプの選手は、自分よりも小さくてすばしっこい選手は苦手なんじゃないかと思いますね。
 
 
ということで橋本の打撃が重くとも、中野はそれほど苦手意識は感じなかったんじゃないかと思います。
 
 
逆に橋本の方が、なんだかんだ言ってIWGPを戴冠した実績もあり、自分の強さという部分をしっかり見せないといけないという、要するにプレッシャーがかなりあったんじゃないかと思うんですね。
 
 
そしてそのせいか、解説席の猪木から多少のダメ出しを喰らってしまうというw
 
 
勝敗こそ橋本の勝ちでしたが、自分は中野よくやった!的な試合でした。
 
 
 
 

朝倉未来×ダニエル・サラスの感想など

さて2月21日にRIZIN浜松大会が開催されました。
 
2020年初のRIZIN。みなさんはどのようにご覧になったでしょうか。
 
 
管理人の注目はやはり朝倉未来。
 
 
今回、じつは朝倉海選手が出場予定だったらしいのですが、怪我がまだ治らないらしく、「じゃあ俺がやる」と未来選手が立ち上がったという流れがあります。
 
 
そして気になる対戦相手は、ダニエル・サラス選手。
 
それほど実績や名前のある選手ではないので「誰?」と思ったファンもたくさんいたことでしょう。
 
 
特徴としては手足が長く、わりとトリッキーな動きをする選手。どちらかというと打撃系。
 
試合前に入ってきた情報ではこんな感じでしたね。
 
 
ただ未来選手も「1RでKO」すると宣言していたように、やや格下の選手だったと思われます。
 
 
 
実際の試合は、↓↓


 
 
 
 
1Rから確実にパンチをヒットさせていた未来選手が、2Rにハイキックを被弾させ、そのまま流れ込むようにパウンド。
 
あっさりとKO勝ちしました。
 
まあ貫録勝ちですよね。未来選手のテクニカルな試合運びを堪能出来て、とても面白かったです☆
 
 
 
 
 
 
 

長州とヒクソンもし闘わば、、

長州の引退後、試合はもちろん様々な記事が各メディアで公開されていました。
 
で、管理人がとくに興味深かったのが、長州×ヒクソンがもし実現していたら、、という記事です。これは前田さんがインタビューで、船木さんが自身のyoutubeチャンネルで解答してましたね。
 
 
思い起こせば2000年、船木ヒクソンが終わったころの時期だったでしょうか。次にヒクソンと戦うのは誰か、このテーマが格闘技界でかなり話題となっていました。
 
そこで名前が挙がったのが、小川直也、桜庭和志、田村潔司、そして長州力だったんです。
 
もともと小川や桜庭、田村は、格闘技系のレスラーでしたので、早くからその名前は出ていましたが、純プロレスラーの長州が対ヒクソンというのはかなり意外でした。これは確かファンの間でというより、新日がその準備があるみたいな発言があったのではなかったかと記憶しています。
 
 
で、いざ長州とヒクソンが戦ったらどうなるか、自分なりにシミュレートしてみると、おそらくヒクソンが長州からテイクダウンを奪うのはかなり難しいと思われます。やはり長州のアマレススキルは物凄いものがありますし、あとは体重差ですね。
 
逆に差し合いで長州がテイクダウンに成功し、ヒクソンがガード、長州が上になったらどうなっていたかというと、これはやはり極めの部分でヒクソンが優位だったのではないかと思います。
 
 
 
 
 
 

10.9対抗戦前夜の長州・永田×安生・中野戦

長州が引退してから、彼の試合をいくつか見てるのですが、やっぱりリアルタイムで見た試合が比較的印象も引き寄せも強いですね。
 
例えばかの有名な10.9、Uインターとの対抗戦。
 
これは安生戦が有名ですが、じつはその対抗戦の前に、長州は永田と組んで、安生、中野組と対戦してるんですね。場所は横浜アリーナ。
 
新日本とUインターが初めて激突したのがこの試合です。
 
 
試合序盤はタッグパートナーの永田はまだ若かったこともあり、ガチでアグレッシブ。安生と宮戸もわりとキツめな打撃を容赦なくたたき込んでいました。
 
一方長州は、一段上からその光景を眺めているというか(笑)。いくら安生がガンガン来ても「まあさばいてやるよ。受け止めてやるよ」的な(笑)
 
この余裕は凄かったですね。おそらく推察するに、この10年前くらいに、前田や高田のもっと重いキックを受けまくっていた時期がありまず。長州はこの時に対UWF勢は一通り経験してますから、そういったプロセスを経ての自信だったのではと思うのです。
 
 
以上、本日は長州・永田×安生・宮戸について書いてみました。
 
 
 
 
 

前田×ウィリー PART2

選手、そして会場の熱は、試合中はもちろんですが、試合前の入場でもわかります。
 
期待感による盛り上がりが凄いんですよね。
 
前田×ウィリーでも、ウィリーが入場してきたときや前田コールなどはそれはそれはすさまじいものがありました。
 
そして試合前、両者がリング上で向かい合った瞬間、試合前の熱はピークに達します。解説でも話してましたが、この二人が向かい合ってるのが信じられないというか、いやでもこれは現実なんだという壮大なギャップ!ガチでタマらないものがありましたね。
 
 
前田といえば長州との軋轢やUWFの解散など、決して順風満帆ではないプロセスがありましたが、でもやっぱりリアルヒーローというか、このウィリー戦のように周囲を引き込む存在感はやはり凄いものがあります。
 
 
そしていよいよゴングが鳴りました、、
 
 
PART3に続く、、